
ゴンドラで山頂付近まで上がると、麓とは全く違う景色が広がります。ゴンドラ山頂駅(ラウンドハウス)は標高約1860mの高さにあり、山の8合目にあたります。ちょうど、この辺りの標高が「森林限界線(ツリーライン)」となり、それより上部はアルパインと呼ばれる高山エリアです。アルパインエリアは植物が成長するには厳しい環境。背の高い木はなく岩だらけの景色の中に、厳しい環境にも耐えることができる植物を観ることができ、別世界に来たような感覚になります。
また、麓と違うのは植物だけではなく、野生動物も同じです。そんな森林限界線の辺りに生息している動物「マーモット」をウィスラーブラッコムの山で出会うこともあります。マーモットはリス科の動物ですが、大きさはウサギよりも一回り大きいくらい。笛のようなピーっという高い声で鳴くことから「Whistler(ホイッスラー)」の名前の由来になりました。岩の隙間に生息しており、天気が良い日は岩の上に寝そべっていたり、もくもくと植物を食べていたり、その可愛らしい姿に癒されます。
先日、山に上がりトレイルを歩いていたら警戒されてしまったのか、3匹のマーモットが揃って立ち上がピーっと鳴いている場面に遭遇。ウィスラーに生息しているマーモットはシラガマーモット言われる種類で、岩の色と見分けがつきにくいかもしれませんが、ゴンドラでの観光の際は是非探してみてください。